Archive for 3月, 2011

PostHeaderIcon 再開から10日


久慈浜海水浴場にはこんなものがありました。

さて、震災後の営業再開から1週間とちょっとが経ちました。
毎日のように「そちらは・・・営業はもうされていますか?」というお電話をいただきます。
ご近所のお店の中にも、まだ再開に至っていないところも幾つかあるようなので、お問い合わせの電話が多いです。

常連さんもポツポツと来てくださって、一組来る度に「ああ、無事だったんだ、良かった」とほっとして嬉しくなります。
うちは北の方から来るお客様が多いので、まだ震災後来られてなくて心配な常連さんがけっこう思い浮かびます。
みんな早く来てください(笑
とまぁ冗談ぽく書きましたが、それどころじゃない方もまだまだ多いでしょうね。皆様の一日も早い日常への復帰を心よりお祈り申し上げます。

ここ茨城県中部は、まぁ被災地であることは間違いありませんが宮城や福島ような壊滅的な被害という程でもありませんし、立ち位置としては非常に微妙なところのように思います。
運良く大きな被災からまぬがれた地域の方々からも、「自粛」という言葉を最近よく耳にしますが、自分としては、日常に戻れる方は是非戻って頂きたいなぁと思うわけです。
うちでお世話になっている業者さんとお話していたときに、震災後ずっと晩酌などしてなかったけど、そろそろ飲もうかなぁとビールを飲もうとしたら奥様に「不謹慎だ」と言われてしょんぼりしたと言っていました。
気持ちはすごく良くわかるのですが、それはあまりいい結果に繋がらないのですよね。
まったく地震の影響を受けなかった土地でも、レジャー施設はどこも自粛ムードで静まり返っているようです。

宮城で被災した方がこんなことを言っていました。
「私たちは被災しましたが、他人の幸せを妬むほど落ちぶれてはいない。楽しいことがあったらどうか思いっきり笑ってください。私たちも頑張って、一日も早くそちら側に行けるように頑張ります」と。
自分も仕事が再開出来たからには思いっ切り頑張って営業しますし、昨日のお休みにはスタッフを連れて知り合いのインド料理屋さんの再開祝いにみんなでわーっとランチに押しかけました。
電力不足が深刻な現状を受けて、パチンコ屋は自粛しろと言う声もよく聞きますが、節電して営業すればいいと思います。
当店も節電に関しては出来る限りのことをしておりまして、
今日はランチに来たお客様に「電気がついていないからお休みなのかと思った」と言われました。
そうなんですよね。お店は節電すると営業してないように見えるんですよね。

そんなわけで今日は「営業中」ののぼりを買って来ました。399円です。
電気をつけなくてもこれで一目瞭然!
全体のイメージが云々というのはこの際言ってられません。

自分のこれからの日常の中で、またお店を再び盛り立てて行く中で、今の世の中のために何が出来るのかというところは、
今後もしっかり見極めて進んで行きたいなと思います。

PostHeaderIcon 本日開店

おかげさまで本日より営業を再開致しました。
昨日の朝から水道が出始めたので、スタッフに「今日から水道が通ったので明日から営業を再開します」と一斉メールしたところ、
2人のスタッフさんが子連れで片付けの手伝いに来てくれました。しかも一人はおなかに二人目がいるのに。ありがたいことです。
片付けのほうも黙々と作業するより、かわいい子供達がキャーキャー騒いではスタッフさんが叱り付けるような仕事では見られない一面も見れたりして逆に楽しく仕事が出来ました(笑)
用事でどうしても来れないと言っていたスタッフさんも、いいって言ったのにわざわざお出かけ前に店に寄ってくれたりして、店主としては非常に嬉しかったです。
うちは本当にいいスタッフに恵まれてるなぁと痛感した一日でした。

助っ人が来てくれたおかげでオープンに向けた準備もあっさりと終了。
夜に震度5強の余震があったので慌てて店を見に行きましたが異常なし。
一応高々と重ねてあったお皿を低いところに移動したりして。

今日はオープンから、馴染みの常連さんや、たまたま来たらやってて今日からですと言ったら驚いていたお客様や、ご近所の方や私のお友達やらと来て頂きました。ありがとうございます。

まだまだこのあたりは静かな感じで、以前のような活気を取り戻すにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、
街に元気を取り戻すひとつの力に、うちの店もなれたらいいなぁと思いながら、明日以降も元気に営業しようと思います。

PostHeaderIcon 3日後

前回の冷蔵庫搬入から3日後、震災は起こりました。
皆様お怪我などありませんでしたでしょうか。
震災から4日目を迎え、こちら東海村白方にもようやく電気が来ましたのでつらつらと書かせて頂いております。

ちょうどお店のほうは中間の準備中に入り、店内には1組2名のお客様がのんびりお茶をしておりまして、
自分は厨房でカレーやらトマトソースやらの仕込みを、ホールスタッフで入っていた姉はホールに行ったり厨房に来たりうろうろしていました。
姉は滅多に連れてこない次男をたまたま連れて来ていて、その子とうちの母は自宅におりました。

14時46分、地震発生。

ん?やけに長いなと思いながら仕込みを続けていたら大きくなったので一旦厨房から外に出ました。
ホールからは姉がお客様を誘導する声が聞こえたのでそっちに関しては安心していました。
厨房口からお隣の畑にジャンプすると間もなく揺れが大きくなり、すぐに立っていられない程になりました。
目の前には、先日の冷蔵庫搬入と同時に新調された厨房口のピカピカの扉とその奥に大きなピカピカの冷蔵庫。
いろんなものがガチャガチャと言いようのない音を立てながら自分と目の前の景色が激しく暴れ回り、店の壁からはパラパラと破片のようなものがこぼれ落ち、
「やめてくれ!」と思いながらなんとか立ち上がろうと踏ん張りました。
まだ揺れも収まってない中ようやく立ち上がり、ほんのちょっと揺れが小さくなった瞬間に再び厨房に飛び込み、火を消し、ホールへ回り、ジャージャー出っ放しになっていた生ビールを止めてホールから外に脱出しました。
そこでは姉とお客様が大騒ぎをしており、「これは大震災だから」と言ってそれぞれ帰るように言いました。

母は数日前から腰を悪くしていたため心配でしたが、いわゆる火事場のなんとやらで姉の息子を抱えて外に脱出していました。
その後3回目の地震を経て重要なものを建屋から回収し、スタッフに全員に「無事なら返事をください」とメール送信をし、自分はあまりの出来事のためか激しい胃痛に襲われて車の中でしばらくもがいておりました。

地震が落ち着いてから見た店内は大変な惨状でした。
写真に収めようなんて思い付く余裕すらなく、ただひたすら呆然と眺めては余震が来る度に外に飛び出る繰り返しでした。
一夜あけてようやく復旧作業を開始。割れたお皿などを片付け、厨房を掃除し・・・しかし電気も水もない状態では限界がありまして、未だに終わっていません。
まる3日間は電気がなかったので、ラジオか携帯のワンセグでしか情報を得られませんでした。
特に携帯のほうは2日目3日目と電波も遮断され、充電もままならかったので殆どラジオと村内放送に頼っておりました。

今日の夕方にようやく電気が復旧し、テレビを点けてみて言葉を失いました。

こういうことはもちろん予期してないところに起こるものですが、こんなことがまさか自分の身に降りかかるとは夢にも思っていませんでした。
経過を見ていますと、どうやら被害は阪神淡路のときよりずっと大きくなりそうですが、神戸も立派に復興しました。こっちもきっと大丈夫と胸に言い聞かせて頑張ろうと思います。

米CNNと英BBCが日本を称賛しているというコメントを読んで涙が出ました。
「有史以来最悪の地震が、世界で一番準備され訓練された国を襲った。犠牲は出たが他の国ではこんな正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力に優れている」

地震後のスーパーで床に散らばった缶詰を黙って拾ってレジに進むのが日本人。
こんな目に遭いましたが、日本人で良かったと心から思った4日間でした。

お店のほうはまだまだ再開の目処は立っておりません。
うちの生命線とも言えるピッツァ窯が若干のダメージを受けてしまったので、それ次第と言った感じになります。
目処が立ち次第メールやHPなどでお伝え出来ると思います。
完全営業でないにしても、限定営業、場合によっては炊き出しも頭に入れて復旧作業を進めて行きます。

最後に、今回の震災でご本人、またはご家族、ご友人などに影響のあった全ての方に心からお見舞い申し上げます。
皆さんと一緒に乗り切れたらと思います。

PostHeaderIcon 冷蔵庫を入れ替え

昨日のお休みは、26年もの間故障もせず(あ、故障したかこないだ。ヒューズが飛んだと同時にヒューズボックスが焼けたんだった)頑張ってくれた6扉の大型冷蔵庫を、ついに新調しました。
耐用年数を10年もオーバーしてなお現役であり続けた名機に感謝感謝。

とても大きな冷蔵庫だったので、厨房の壁を作る前に搬入し、設置してから厨房の壁を作ったという手順だったので簡単には出せず、全部厨房内で分解して運び出すという作業でした。
それでも枠の部分はひとつなのでとんでもない大きさと重さで、それをたった二人で運び出したのは凄いなぁと思いました。

しかも昨日は3月だって言うのに大雪。しかもちょうど搬出入のタイミングで積もり出して、最悪のコンディションだと搬送の業者さんも嘆いていました。
気の毒過ぎて途中でコーヒーを差し入れ。
新しい冷蔵庫は、雪の上を滑らせて「こりゃいいや」と運んでおりました(笑)

ほぼ丸一日かけて冷蔵庫の入れ替えは終了。
ついでに厨房の扉もサッシ屋さんにお願いして新調。こちらも終了。
今だから言えますが厨房のカギがずっと壊れてて、もう爪でもあけられるっていう状態でした(笑)
直してからじゃなきゃ口が裂けても言えない事実(笑)
サッシも枠から全部外さないと冷蔵庫が出せないということもあって、こちらもリニューアルしました。

おみせ自体はもう四半世紀をこえた建て屋ですから、ここに来て親から受け継いだものから自分のものにシフトするというのは、
これから先またこれが動く限り・・・という気持ちで心身が引き締まります。

ピカピカの冷蔵庫が視界に入るたびに、何か決意のようなプレッシャーのようなピンと張ったものが自分の心を刺激してくれる気がします。

これからも頑張ろう。